Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

貴方は横派、それとも縦派?

これから広告はさらにどう変わっていくのか、「よりインタラクティブで、よりモバイルで、よりデータ主導で、そしてより会話的で」とテッド・スタジオ社のエミ・ギャル氏は述べています。今回はその中のひとつ、「よりモバイルで」について述べてみたいと思います。

先日男女150人以上の大学生の授業にて「皆さん、この中でスマホを持っていない人はいますか?」と聞いた答えはなんとゼロでした。iphoneが誕生して満10年、当初ここまで来るとはおそらく誰も予想しなかったのではないでしょうか。未来の広告はよりモバイルにあわせていくことになると思われます。ここで気になるのがモバイルの縦型画面です。縦長の広告のブランド想起率は普通の広告よりも83%高いとのこと、巷ではサイネージをはじめ縦長動画が増えてきました。

映像が生まれるずっと以前、文字が生まれたころから人間は縦書と横書の両方で情報を得てきました。面白いことに本や雑誌や新聞といった紙媒体は縦長が主流、演劇や映画、そしてTVの画面は横長です。携帯電話が登場したばかりのころは電話が主で片手で持つことから当然縦長でした。ところが今、電話はほとんど使われず、文字すらもだんだん読まれなくなって映像が主体となりつつあります。

こうなると映像も縦長が増えていくのでしょうか?確かに若者はスマホの向きをいちいち変えたりしないので縦長の映像クリエイティブをより意識しなければなりませんね。特にスマホ・オンリーのクリエイティブは思い切って割り切ることも必要です。一方、年長者にはやっぱり横型の映像の方が好まれるような気がします。貴方はどちらですかと聞かれてひとつ思うことがあります。それは人の目の配置。人間の目は横についているのは横には視野が広く、縦は横に比べて弱いからです。遠くを見る時はなおさらですね。

やっぱり映像は横型に決まっている!と考える所以です。

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