Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

コロナショックに立ち向かう

 


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昨日、東京都心の桜は今年全国で最も早い満開を迎えました。いつもながら春の訪れは多くの人々の心を明るくしてくれますね。正直コロナウイルスなんて自然は全く気にしていないんだと木々や草花に元気をもらいました。実は14日の開花宣言から3日後にあった首相会見を緊張感を持って聞いていました。もしかすると非常事態宣言が行われるかもしれないという情報があったからです。

幸いにして国内での非常事態宣言は免れましたが依然として瀬戸際の状況が続いています。連日の報道によるイタリアをはじめとするヨーロッパ諸国や米国の様子を見て事の重大さを思い知るばかりです。今回の事態は初期の対処の悪さはもとより世界全体が新型ウイルスを甘く見てしまったことが最大の原因かと思われます。各国の行動で悪かった点、良かった点をぜひとも教訓として未来につなげてほしいと思います。それにしても日本のマスク、消毒液不足となかなか受けさせてくれないウイルス検査システムには合点がいきません。台湾のようなマスク配給システムや韓国や米国のような車内での簡易検査をしないのは何故でしょうか。ようやく規制されつつありますが、ネットや店舗における高額なマスクの転売などは全くいただけませんね。むしろプラットフォーマーや大手通販サイトはこうした事態を自ら監視して防止すべきだったかと思います。

東日本大震災の時には苦難を皆で乗り越えていこうとする支援活動が至る所から生じました。今回の新型コロナについても何ができるか、自らが感染者にならない行動をとるだけでなく、感染者や疑いのある人々を排除しない心をもって社会経済をできるだけ維持し、一日も早い落ち着きを取り戻すよう努力しなければなりません。今回は直接の感染者はもとよりモノと人の移動を大きく制限されることで観光業をはじめとして多くの産業に大きなダメージを与えつつあります。長引くほど全産業へ波及していくと思われます。国家による大型の経済対策、救済策は言うまでもなく必要でしょう。一方、個人レベルでも世界中の多くの人々がSNSやオンライン動画を通じて人々の団結と勇気を持てるようなメッセージや音楽を送っています。昨日アップされたニールダイヤモンドのスイートキャロラインの替え歌はたった1日ですでに900万回近く再生されています。

もちろんブランドも黙ってはいません。米国通信大手のベライゾン社は「We are here. And we are ready」としてコロナウイルスの影響を被った住居人や小規模事業会社、教育機関救急救命士や応急施設への支援を発表しました。また、英国酒類大手ディアジオ社は自社で扱うアルコールを消毒液メーカー支援として寄付する決定をしました。「近づけない、医療に従事していない、何をしたら良いかわからない」と何もできないと最初から思わずスコープを広げるとブランドにとってもやるべき行動が何らしか見えてくると思います。

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