EコマースでなくてMコマース？Mはそう、モバイルのことです。今、世界でモバイルはすでに５０億台あるそうです。さらにスマートフォンやタブレットの１８億台を加えるとなんと６８億台、TVとPCがそれぞれ１５億台であることを考えるといかに凄い数であることがわかります。
さて、モバイルのポテンシャルはなんといっても人々がこれを使ってショッピングすることです。モバイルコマースの進化を考えるとき、まずモバイルでの決済、日本のお財布携帯のような機能が世界各地で始まると思います。米国でもすでにスマートフォンにクレジットカードリーダー機能を搭載したビジネスが立ち上がっています。そしてもうひとつは人々の購買行動をサポートするさまざまな機能やサービスの実現です。たとえば、アマゾンで最も注目されるMコマース機能は「アマゾン・リメンバー」と呼ばれるアプリケーションだそうです。店内や自宅などで商品の写真を撮って送信すると、アマゾンが数分以内にその商品、または関連商品の販売ページのリンクを返信してきます。Twitterの活用で有名なベストバイはtwelpforceというサービスで、多くの従業員がブランドやサービスに対するお客の質問に答えています。こうした質問ツイートの多くが店内から発信されているというのですから驚きですね。
デバイスとネットワークの進化がMコマースの能力を高めています。
