政権が民主党に変わって約１年半、随分と状況が変わったような気がします。誰がどうのは別として政権を持つものは責任を持たなくてはならないと思うのですが、正直がっかりです。日本のプレゼンス、特に信頼や期待をも随分下げてしまったと感じます。グローバルな問題をさばくには、国内問題に的確に対応できていないとダメだといわれます。その意味では普天間、尖閣、北方領土、ＣＯＰ１０、ＴＰＰなどどれもとても重要かつ難しい問題がふらつく政権のもとで出てきていることは偶然とも思えません。国民の無関心さもあいまって変な方向に行かねばよいと願うばかりです。
さて、このところ日本企業もマスコミの論調も一斉に海外市場に目を向けています。でも企業のグローバル化も実は同じなのではないかと思うのです。つまり、国内の事業や仕事をしっかりできない企業がグローバルを急にやることは危うさにつながると注意すべきなのでは？と感じています。
こういうときこそ歴史観をもって「深く考える」、勇気をもって「果敢に行う」両方を行なえるチャンスだと思います。
