IBMとグーグル？ いったいこの２社にどんな関係があるのでしょうか。実はこの２社は２０１０年デジタル領域における最大の戦略的買収の成功者といわれています。まずその数に驚きます。グーグルは２４社、IBMは１５社獲得したそうです。グーグルはソーシャルおよび検索連動広告の最適化を目指して、特に技術と人材の確保に力を入れています。一方、IBMが重視したのは、データ分析の技術を確保することだったようです。WEB解析ソフトウェアメーカーのCoremetrics社を買収したのもその一例です。
しかし、こうした活発な企業買収はIBMやグーグルだけではないのです。IBMが買収に投じたのは現金で１１０億ドルだったそうですが、アップルは２４０億ドル、マイクロソフトは４３０億ドルだったとのこと。凄まじい動きですね。
コンテンツの世界も大きく変わりました。既存メディアも真剣にテクノロジーの導入を考えないといけない時を迎えています。広告のエコシステムも進行中です。こうした中、自社だけでは対応しきれない技術・人材を得るニーズがますます高まっていると感じます。
