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Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

妄想の数字

先日、2011年度の世界企業の時価総額ランキングが発表されました。特筆すべきはとうとうアップルが28兆7千億円で世界のトップとなり、かつてアップルよりも上位だったソニーは1兆5千億、なんと19倍もの大きな差となったことです。栄枯盛衰と言いますが、情報IT分野の競争の凄まじさを物語っています。もうひとつ、気になったのはグーグル13兆円、アマゾン7兆8千億円という数字です。日本のトップ、トヨタ自動車が9兆1千億円ですから、いかに両社に勢いがあるかがわかります。日本でもグリーは5千億円、ソニーの3分の1の価値ということになります。製造業のようにビジネスに実態のある企業でない情報・IT系企業の価値がこれほど高くなっているのはなぜでしょうか。リーマンショックを経てまだ完全に傷が癒えていないにもかかわらず、どうもバブルが再発していると感じざるを得ません。

「お金は麻薬、貸すも親切、貸さぬも親切」という言葉があります。お金はただ貸せばよいというものではない、お金は人の心を狂わせ、暴走させ、バブルを起こすものだという意味です。人間は理性によってお金を制御できる、数学で物事をすべて解決できるといった思い上がりには注意しなければなりません。その意味ではこの時価総額という数字も実体のない幻想のひとつのような気がします。

世界の時価総額ランキング http://marketgeek.net/ja/all/