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Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

ハッカー・ウェイ

「完璧を目指すより、まずは完成させよ。すばやく動け。前例は壊せ」(DONE IS BETTER THAN PERFECT and MOVE FAST. BREAK THINGS)この言葉はフェイスブック社内のあちこちに看板やポスターで掲げられているそうです。

このハッカー精神をフェイスブックの古株のメンバーは何よりも大切に守り、会社が成長しても維持したいと考え、ザッカーバーグ氏も「ハッカー・ウェイこそ、継続的な改善と反復を生む開発アプローチなのです」と述べています。たとえば、新規採用のエンジニアに課する6週間の研修では、幹部がフェイスブックの企業風土について語ったあと、参加者がパソコンを開くと6通のメールが送られています。1通は入社歓迎のメール、残り5通はフェイスブックのバグ修正など課題メール、新入社員に「自分の力で直接的にフェイスブックを変えていく」というマインドをまず醸成するためのものです。研修参加者には、ガイドとなる既存社員とペアを組まされます。メンター役になったほうは、これがリーダーシップを経験する機会になる訳です。

また、新しいリーダーを育てながら、階層的になったり、型にはまったりすることを避けるためにエンジニアを1年から1年半ごとに、チームを離れて別の業務に従事させます。このプロセスでエンジニアチームに定期的に新しい風を送ると同時にマネジャーが自分の領土を囲い込んでしまう状況を回避します。極めつけのフェイスブック精神を示すものとして「ハッカーソン」というイベントが数ヶ月に一度行われます。エンジニアが徹夜で作業する日であり、普段の仕事ではなく、新しいプロダクトのポテンシャルを見つけ出し、上層部にプレゼンし、プロジェクトとしての許可を取り付けるイベントなのです。このようにフェイスブックではハッカー・ウェイの基準が組織のあり方、社員の昇進管理までの指針となり、規模と文化の両立をはかるべく取り組まれているのですね。

このハッカー・ウェイはどの企業も真似できるものではありませんが、ハッカー・ウェイの天敵である「現状維持」は誰もが打破しなければならない課題です。