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Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

便利の脅迫

iphone5の売れ行きは凄いですね。そろそろ買いに行こうと銀座のアップルストアに出かけたところ、入荷未定とのことで予約さえ取れない始末でした。『毒になるテクノロジー』の著者で心理学者のラリー・ローゼン(Larry Rosen)氏は、「iPhoneは、いい意味でも悪い意味でも、人間とテクノロジーとのかかわり方の全てを変えた」と述べています。ローゼン氏の研究によれば、1980年以降に生まれた人間の約30%が、数分ごとにフェイスブックをチェックできないと不安を感じるというのです。頻繁にポケットを触って、スマートフォンがあるかどうか確かめずにいられない人もいますね。「途切れることのない衝動に押されて、息つく暇もなくポケットにiPhoneがあることを確認して、ほっとしても、それは楽しい気持ちではない。強迫観念だ。」といえるかもしれません。

iPhoneがさらにパワーを増し、さらに生活に浸食していくとすればどうなるでしょう。かつてアップル社員としてiPhoneマーケティングを担当したボブ・ボーチャーズ(Bob Borchers)氏は、未来のiPhoneは「持ち主がしたい行動をするよう、やんわりと背中を押す」存在になると述べています。

「私が痩せたいと思っていることを、携帯電話は察知する。15分ほど暇な時間があったら、Siriが『エクササイズの時間にしませんか?』と言ってくる、というのもありえるはずだ」

この未来予想図を刺激的と思うか、不気味と思うか、「常に身につけていられる」というこのデバイスは人にとって毒にも薬もなるのです。ジョブスやディズニーが生前言ったようにデバイスの性能(ハード)と使いこなす人の進歩(コンテンツ)が噛み合ってスパイラルしていけるかどうかにかかっている気がします。

アップル - iPhone 5 - これまでで最も薄く、軽く、速いiPhoneです。