「登録チャンネルの動画とあなたの好みに合わせたおすすめ動画が下に表示されます。これらの動画は YouTube がお好みを判断し、その順序で並べてあります。」このコピーは今YOUTUBEのトップページに書かれています。ソーシャルを使ってさらに拡げられるようにも設計されています。いつの間にかYouTubeではパーソナル化とチャンネル化ができあがりつつあります。
もはや量で見る限りオンラインビデオはメインストリームになりつつあります。それなのにオンラインビデオの広告費はTVと比べてなぜあまりにも少ないのでしょうか。米国ではTVが700億ドル、オンラインビデオは5億ドルといわれています。
いくつか大きな理由がありますが、もっとも問題とされるのはROIがわかりにくい、用語がわかりにくい、統一指標がないことだと思います。TVが広告マーケティング業界で最大のパワーを得たのはニールセンにより導入されたGRP（リーチ×フリケンシー）という計測指標が大きな貢献を果たしました。視聴率という問題点はあってもこのシンプルな指標で売り上げや知名度との相関、つまりROIをおおまかに計れたのです。
オンラインにおけるクリック数はダイレクトレスポンスの商売を除いて必ずしも連動しません。ソーシャルやマルチデバイスが普及する中で、ブランドマーケティングのROI計測はさらに深刻な事態になってきているような気がします。
