昔、広告の勉強を始めたころ印象に残り、今も自分の指針になっているいくつかの言葉があります。今回はその中からオグルビーの「ある広告人の告白」の一節をご紹介したいと思います。
樹の頂きに登るには
1. 覇気がなくてはならない。尊大さを押し隠し、勉強し続けなければならない。
2. 2倍の時間働け。もし、請負仕事で給料をもらっているのなら怠け者は当然の報いを受ける。
3. 10倍稼ぐ人間の給料が平均より50%しか余計にもらっていない不公平な世界である。
4. 毎年ひとつはよい論文を書き、それをハーバードビジネスレビューに掲載するよう計画する。
これは今から約50年前、日本では土曜日さえ働いていた時代ですから、今の人にとっては随分違和感を感じることでしょう。ただ、とても真似できないのですが、この業界に入った時、自分自身の仕事觀の出発点になった言葉です。特に1番はいつも忘れないように心がけています。一方で、当時からオグルビーは休暇の大切さを説いて「爽やかな休暇の過ごし方」についても述べています。
オグルビーが言いたかったことを今に置き換えるとすれば、
「仕事は楽しく、遊びは真剣に」 この境地に達するように努力し続けること。
さあ今日も元気にいきましょう。