20歳の時、確か初めてマーケティングを学び始めたころでしたか、2冊目の教科書がミシガン大学ウイリアムレーザー教授のマネジルアル・マーケティングだったと記憶しています。その中で書かれていたのがマッカーシーの4Pでした。今でもマーケティングの基本中の基本ワードですね。
これを改めて調べてみると、マッカーシーがこれを提唱したのは1960年代の始め、すでに50年以上も使われているわけです。今も消費財マーケティングではこれがマーケティングミックス戦略のフレームワークのスタートとなっています。一方で、50年余りの環境変化を考えると明らかに軌道修正が必要な気がします。モトローラ・ソルーションズのコンラド氏が言いえて妙なキーワードを教えてくれました。それは、SAVE。Product=Solution, Place=Access, Price=Value, Promotion=Educationに置き換えたものです。
「商品・サービスは顧客の何を解決してくれるのか」、「顧客や社会にとっての価値とは何か」、「リアル+バーチャルで顧客にどのように接するか」、「顧客の信頼を教育・指導を通じていかに獲得し続けるか」、という視点は4Pと同様にそれぞれが関連しあっています。
B to B企業だけに限らず多くのブランドにとってもはや不可欠なフレームワークになったと感じます。