Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

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パーソナライゼーションの罠

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今、どうすればブランドのための広告効果と効率を最大限に高められるか?のポテンシャルとしてパーソナライゼーションの考え方があります。すでにアマゾンの商品リコメンドには慣れておられると思います。「自分好み」に対応することは消費者にとって価値があるので、広告でも通用すると単純に思いがちです。

ところが米国ヤフーのワインバーグ氏によれば、消費者のほとんどは「広告を自分用にパーソナライズされたくない」と答えているそうです。マーケターの目算とは間逆ではありませんか。また、商品カテゴリーによってもパーソナライゼーションを求めるレベルは違うとのこと、幅広い情報がほしいか、狭くても深い情報がほしいか、個人間でも随分違うような気がします。

パーソナライズ広告を制作するにあたって購入決定経路のどこにいるかをより賢く見るだけでなく、広告を消費者にとってどれだけ便利なものにできるか、再び考える必要がありそうです。