もう西麻布に通い始めて何年になるでしょうか。32歳の夏、親が経営する会社に入社したのが1991年ですからかれこれ23年経ったことになります。その間に会社が西麻布4丁目から1丁目に移り、そして3丁目にオフィスを増床してきました。ちなみに自分が学生のころ父の会社は当初2丁目の交差点のビルの中にありましたから、西麻布1丁目から4丁目まで全てお世話になったことになります。
先日古くからある寿司やの大将に昭和40年代後半の西麻布の写真を見せていただきました。都電がなくなり、道路が拡張され、首都高速ができるとほぼ今の西麻布の風景に変わりました。かつて霞町と言われた西麻布ですが、周辺も笄町、材木町、高樹町と趣きのある名前が今も残っています。
さて、現在は夜の街としてのほうがイメージされやすい西麻布ですが、私の好きな朝の風景があります。毎朝8時、路地にある郵便局の若いスタッフが通りまで出て掃除をしている姿です。これを見るといつも気持ちが高まります。