Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

HUGE NUMBER

このところクライアントとお話させていただく話題のひとつ。それはインターネットがもはや今までのメディアと比較して語る時期は過ぎたのではないかという認識です。最近、米国のONLINEVIDEOの特集レポートを読んでいたところ、YOUTUBEのストリーミング映像がいくつアップロードされているかの数字を見て信じられない思いを抱きました。なんと9億、誤訳ではと疑い原文を見ても間違いなし。たとえば、日本のTVCMの新作は年間7000~8000と言われています。10万とか100万程度であればコンテンツの量として想像できるのですが、9億となるともう余りにHUGE、、、ちょうど個人が所有する写真の総数と比較すると少しはピンとくるかなあと思います。誰もが100枚ずつの写真を持っているとすれば、日本国内に120億枚の写真があるわけです。先日WEBサイトの数が1億2千万と申しあげましたが、これらの数字を従来のマスメディアと同様に比較する意味があるのでしょうか。確かに5年前にWEBは「第5のメディア」と呼ばれ、広告媒体としてラジオをはじめ、昨年は雑誌を抜いて、2011年には新聞も抜く勢いといわれています。でも、コンテンツの増加数はまさに個人ベース、その数字は宇宙のような広がりを見せているのです。

P&Gのテッド氏が「いままでの広告は何を言うかが大切だが、デジタルコンテンツではどう役に立つのか、顧客の問題を解決する工夫があるか、、、といったことが重要である」と言っています。また、AKQAのCEOであるトム氏は「米国のオ-ディエンスは30~40%の時間をデジタルメディアに費やしているのに広告主はまだ3~5%しかデジタルに広告費をあてていない」と述べています。それぞれのコメントの理由も何故かわかるような気がします。