オンラインビデオが爆発すると騒がれてもう２年以上たちます。実際には騒がれているほどにはまだ見られていないようです。米国のネット系調査会社emarketerのデータでは週に一度は見ている人の数字でいえば、TVの２億６２００万人に対してオンラインビデオは４２０万人、TVが１日平均４時間の視聴に対してオンラインビデオは月に２．２時間、アメリカ全体で消費されている動画の９０％はTV、オンラインはたった２％だそうです。いつも思うのですがこうしたデータは日本ではまだ調査されていない？、、、やっぱりアメリカは凄いですね。
広告業界においてクライアントとの会話をはじめ、マスコミに取り上げられているのは圧倒的にネットなのですが、実態はまだまだTVは強いということです。８：２という有名な法則がありますが、オンラインの動画に至っては９５：５の法則のほうがあてはまるようです。若者＆男性の超ヘビーユーザーが数値を上げていると言えると思われます。オンラインビデオにはまだまだ問題点があります。ただし、TVに比べてオンラインビデオは計測性に優れていること、ターゲットを絞る能力に長けていること、共有する機能に優れていることを忘れてはなりません。YOUTUBEの再生回数は話題度のバロメーターのひとつになっていますよね。すでに米国のTV局でも以下の変化が起きています。（NBC）ipodやpdaでもはやプライムタイムはない。番組をできるだけ多くの形式で、できるだけ広く、できるだけ市場価値をあげていきたい。(ABC)ABCがそこにいなければ人々は他にいってしまう。(CBS)消費者をひとつの場所で探し出そうとするのではなく、消費者のあとを追いかけて我々のコンテンツを届けよう。TVのパラダイムシフトは確実に起きています。
先週リリースさせていただいたブログパーツをご紹介します。右部分をクリックすると飛行機が迎えに来てくれます。良かったら是非皆さんの個人ページにも張ってみてください。ちなみにオバQに似たキャラクターは弊社CM部門制作の機内ビデオで登場した「あなださん」です。
