Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

ポジショニングの父

「大西洋を最初に単独飛行したのはリンドバーグ、では2番目は誰でしょう?ほとんどの人は答えられません」という一番手の法則(The law of leadership)に始まる「マーケティング不変の22の法則」の著者アル・ライズ氏が95歳で先月7日にこの世を去りまし…

「人」から「人類」へ

昨年米国ニューメキシコ州で2万3千年~2万1千年前の人類の足跡が発見されました。研究者たちは足跡が見つかった堆積層に含まれる種子の年代から特定したそうです。今年のノーベル生理学医学賞はドイツのマックス・プランク進化人類学研究所スバンデ・ペ…

脱炭素の混迷

今から9年前、ニューヨーク、ブルックリンにあるFilm Biz Recyclingを訪ねたことがあります。ここは映画やTV番組で使用したセットや小道具などをリセールしたり寄付したりする組織として2008年に発足しました。ハリウッドの映画産業は当時撮影が終わるとそ…

AIと美しい書店

AI(人工知能)がマーケティングの世界に本格的に入ってきました。まずはマーケティングにおいてAIがどんな領域で役立つのかをみてみましょう。もっとも多くのマーケターが使えるのはデータから暗黙知を引き出して予測をすることです。天気や行事によって変…

激流を和らげる術

つい最近の出来事ですが、病院の診察をオンライン予約して行ってみると自動キャンセルされていたことがありました。アプリで仮予約してから先方からの返信メールを開き、個人アドレスを入力して予約番号と予約完了確認画面も出ていたのですが、細かく書いて…

21世紀の「一家に一台」

ロボットと聞いたときに皆さんはどんなロボットを想像するでしょうか?日本人であればやっぱり「鉄腕アトム」、10万馬力と7つのパワーを持った少年型ロボットです。TV放映してから間もなく60年、来年アトムは還暦を迎えます。そしてもうひとつ、未来か…

実店舗の逆襲?

例年に比べて五月晴れがやや少ない気がします。それでも梅雨入り前のカラットした暑さとともにウィズコロナのギアが一段上がりました。2年間休止していた催しの再開や人数制限の撤廃などリアルが本格的に活発化しつつあります。 今年に入って米国では多くの…

サービスとしての広告

この2,3年でほとんどのタクシーで動画広告が見れるようになりました。最初のうちは目新しくてつい見てしまいましたが、最近ではモニターをOFFにすることも頻繁にあります。何故そうなったのか、タクシーの場合は座席に座って走り始めるとすぐに広告がちょ…

政治とブランド

「郷に入っては郷に従え」ということわざがあります。日本のブランドが海外に進出する際にその国や地域に合わせて展開する基盤となる考え方と言えます。もちろんそこには法律も含まれるわけで政治と無縁ということはあり得ません。 ベルリンの壁の崩壊から3…

砂糖菓子の正体

もうすぐ春ですね。今回は直近コロナ禍の2年間にわたって最も世界でダウンロードされているアプリの話を取りあげたいと思います。その名はTikTok、アクティブユーザーが10億人を超え、現在の市場時価評価額は12兆円に達しています。すでにYouTube、Twit…

古くて新しいテーマ

世界中の大企業がパンデミックによって学んだことのひとつは「いつ社員をオフィスに戻せばいいのか」という考え方を一旦白紙にしなければならないということです。ワクチンの普及に伴って昨年の夏ぐらいからオフィスに社員を戻そうとしていた多くの企業は変…

アルファ世代への準備

新型コロナの変異株の呼び名はたった2年であっという間にアルファからデルタ、そして一気に15番目のオミクロンにまで進んでいます。いったいどこまで変異を続けていくのでしょうか。 さて、マーケティングの世界ではベビーブーマー(1946~1964)、ジェネ…

シクラメンを眺めながら

花屋さんの店先にシクラメンが並び始めるとカレンダーの最後のページをめくる頃となります。コロナの新規感染者が劇的に減ったせいか、シクラメンの華やかさも殊の外増した気がします。 かつてドラッカーは企業の目的とは「顧客創造」であり、社会の変化とと…

嫌悪から信念へ

先週あたりから夏の空気から秋を通り越して一気に冷たい空気に入れ替わりました。夕方5時にはすっかり辺りが暗くなると少し寂しさを感じます。ようやく飲食店への時短要請が解禁となり、このままコロナが収まって夜の街の活気が徐々に戻ってくることを願う…

「気に掛けています」が出発点

カタカナ英語を上手く日本語に直せないという悩みは今に始まったことではありませんが、経営の基本用語となった「エンゲージメント」もその一つかと思います。企業においては主に二つの視点、一つはカスタマー(顧客)エンゲージメント、もうひとつはエンプ…

体験マーケティングの進化

長引くコロナとの闘いに世界中の人々が疲れ気味になってきました。ワクチン接種が進めば元の生活に戻れると接種が進んでいた国々ではマスク外しやオフィス出社を開始を予定していましたが、デルタ株による感染再爆発によって延期を余儀なくされています。日…

東京2020開会式を見て

開催の是非をめぐってこれほど世論が割れ、一方、パンデミックが収まらない中、これほど世界が注目するオリンピックは史上初めてではないでしょうか。2020東京オリンピック・パラリンピックが感染拡大を抑えつつ、最後まで無事にしっかり行われることを…

リスクコミュニケーションの大切さ

「オリンピックは無観客が望ましい。やるのであれば感染が拡大し、医療がひっ迫しない方法でやってほしい。そのために専門家として、どんなリスクがあるのか、それに対してどんな工夫が考えられるのかを提言に書き込んだ。」と先週政府の分科会の尾身茂会長…

テレビ広告の主流が変わる

1990年代の国民的大ヒットシリーズ「古畑任三郎」の主演田村正和さんが亡くなられました。当時は私自身広告業界に入ってまだ日が浅く、勉強のためテレビを今よりもずっと多く見ていました。6年間のドラマの平均視聴率はなんと約25%、インターネット…

消費の最適化は善

映画「不都合な真実」が公開されてから15年が経ちました。2007年に行われたカンヌ国際広告祭にちょうど参加していたので当時「グリーン・ライオン」を送られたアル・ゴア氏がスピーチで広告業界人に対してもっと世の中に善=GOODを伝えるパワーを発揮してほ…

消費者と呼ぶのをやめよう

雨降る日曜日の午後、話題の映画「ミナリ」を鑑賞しました。すでに本年度アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門にノミネート、A24とPLAN Bという新進気鋭のプロダクション作、韓国人一家が米国に移民して成功を夢見る中での挫折と家族愛を描く表面的には地味な…

何を知らないかを知らない

先日何人かとリモートで話をしていた際、フードロスの話題になりました。そこで驚いたのが「まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物」の半分は家庭から出ているという発言でした。「えー、ほんと」、それまでホテルの立食パーティやコンビニの賞味期限切…

「見やすさ」の重視

「人々は一夜で変わってしまった。もう2019年には戻らない」とは先々週オールデジタルで開催されたCESにて基調講演を行ったベストバイ社の新CEOコリー・バリー氏の言葉です。 私事ですが、年始めの1月は古い手帳から新しい手帳に中身を移し替えます。皆さ…

もうひとつの見えない進化

今年のクリスマスプレゼントはオンラインで購入された方も多かったのではないでしょうか。 予想されたこととはいえ、今年のクリスマスや年末年始はコロナの再燃防止を強く念頭において過ごさなくてはならなくなりました。再び家で過ごす時間が増えそうです。…

強者には優しさが必要

熱狂的とまではとても言えませんがアップルとの付き合いは25年以上となりました。90年代初頭に購入したマッキントッシュとの出会いにはじまり、自宅からISDNで繋げてピーという音でインターネットを始めたのもマックからでした。初代iphoneを手に入れたのが…

リアルとデジタルを近づける

男性44歳、女性45歳、この数字をご存知でしょうか。なんと20世紀になりたてのころの日本人の平均寿命です。2020年の同数字は男性81.41歳、女性87.45歳、120年で2倍近く伸びたことになります。60歳の還暦の重みは寿命の観点から大きく変わったのは当たり前と…

60日が人を変える?

「習慣をつくる」ことは昔からマーケティングにおいてもっとも重要な視点をひとつです。今年はコロナ感染のパンデミックによって随分と新しい習慣が生まれました。たとえば、多くの日本人は今まで習慣がなかった検温を3月後半から毎日行うようになりました。…

FORCE FOR GOODへの目覚め

今年はコロナ禍、熱中症、ゲリラ豪雨に気を配りながらの特別な夏となりました。多くのみなさんもお盆休みを近場で過ごされたのではないでしょうか。これから今度は大型台風が心配なシーズンに入ります。 4~6月期の企業業績から読み取れるのはブランドや企業…

トレードオフと諦めない

東京よりも先んじて感染が起きたニューヨークではようやく自由の女神をはじめ屋外の観光名所が入場解禁になりました。でもいつも人混みで一杯のエンパイヤステートビルの展望台ですら海外からの観光客がいなくて閑散としています。 今、パンデミックによって…

コロナ第1波から学んだこと

「FAXをビジネスで使っているのは日本ぐらい~」 この3か月でデジタル後進国であることが露呈してしまった日本では「新型コロナウイルス接触確認アプリ」がようやくリリースされました。テレワークのインフラがもしなかったら企業活動はどうなっていたか…