日本人の寿命は先進国でもトップクラスです。ところが健康寿命はそれほど延びていないそうですね。運動や食生活は人の健康にとって大切なテーマ、スマホのアプリも数えきれないほどあります。靴やウェアで運動データをモニターしたり、毎日採っている食事から足りない栄養素をアドバイスするソフトまでデジタルはここでもさまざまな形でサポートしてくれます。
一方、意外に忘れられていることがあります。それは睡眠です。人のパフォーマンスに睡眠はかなり影響を及ぼしているという科学的研究が進んでいます。睡眠を科学する高機能マットレスも登場しました。けれどもまだ現代人は睡眠不足をさほど重要ではないと誤解しているようです。
実は4月になって新しい習慣に挑んでいます。睡眠アプリには気の毒ですが、それは「スマホを寝室に持ち込まない」ことです。現代人は一日平均150回もスマホを起動させるというデータがあります。無意識のうちに自分自身よりもスマホのケアばかりしています。米国では70%の人が、寝るときもスマホをベッドのそばに置いているそうです。
寝るときはきちんとあかりを消すこと。デジタルデバイスをすべて切って寝室の外に置くこと。スマホからのしばしの解放、きっと気持ちが安らかになるのでは?