Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

体験マーケティングの進化

 

f:id:bbmedia:20210821182302p:plain

長引くコロナとの闘いに世界中の人々が疲れ気味になってきました。ワクチン接種が進めば元の生活に戻れると接種が進んでいた国々ではマスク外しやオフィス出社を開始を予定していましたが、デルタ株による感染再爆発によって延期を余儀なくされています。日本ではワクチン接種が進んでも秋冬の社会経済活動が正常にできるかどうか不透明さが増しています。医療崩壊を何としても食い止めなければならない今、コロナ慣れ、バーチャル疲れは人々のリアル行動を掻き立てる一面を持っています。こちらはまさに要注意です。

パンデミックが起こる前からVR、ARやプロジェクションマッピングを活用したイベントや施設でリアルに加えてバーチャルな工夫でもってよりユーザーとの結びつきや高揚感を生み出す動きはすでにありました。しかし、この1年半の間はリアルなしのバーチャル体験にシフトせざるを得ませんでした。「ブランドも消費者も、昨年は新しい現実に適応してきたが、1日1日とバーチャル疲れが蔓延しているのを感じる。リアルな結びつきへの欲求が高まっている」とCAAブランドコンサルティングのミシェル・ロガーノ氏が述べているように、画面を通じた映像や音声だけのイベントに人々は飽き始めていると感じます。

こうした状況はブランドにとって以前よりも創造的な方法で消費者の関心をつかもうとする動きにつながっています。たとえば、バカルディはナイトクラブでティスティングとエンタティメントの代わりに、バーチャルバーテンダーを登場させた試みで見込み客を増やしました。技術を駆使して、実際にイベントに集まっている雰囲気を作り出しました。ニュージーランドワインのキム・クローフォードは無観客で開催が決まった全米オープンテニスで例年の試合会場でのイベントや商品提供の代わりに、フィットネス系インフルエンサーが登場するライブソーシャルイベント「試合の合間にフィットネスしよう」を立ち上げて視聴者をワークアウトに参加させました。バーチャルコンテンツと事前撮影したコンテンツの組み合わせ、小人数の対面イベントとバーチャルの合体などブランドやコンテンツ制作会社は対面イベントをバーチャルで再現するだけでとどまらない手法を行うようになりました。「バーチャル疲れ」を超えるような新たな感情的な絆を作れるアイデアや方法が必要となっています。

パンデミック後、多くの人の働き方が在宅と出社のハイブリッド型になっていくのと同じように体験マーケティングもライブとバーチャルの両方をブレンドする時代となることでしょう。

f:id:bbmedia:20210821182158p:plain