Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

C×Tを作るポイント

クリエーティブにテクノロジーが必要な時代になったことは言うまでもありません。ではここで言うクリエーティビティとはどんな意味で、それを作るにあたって何がポイントなのでしょう。あるレポートから8つのレッスンをご紹介します。

1.キューレーションが鍵
選択肢が多ければいいというものではない。キューレーション(本来の意味は展覧会や図書館の企画・運営)が重要。たとえば、検索だけに限らない非常に限られた関係者情報を載せたアプリなど。

2.デジタルは商品開発
もはや広告ビジネスをしているという発想を脱して商品と呼ぶにせよ、ぷラットフォームと呼ぶにせよ、それを作っていくプロセスがブランドになる。

3.両者の距離を縮める
技術責任者を広告制作の議論に早い段階から参加させて開発の可能性についての意見を求める。広告制作に携わりながら、技術について何も知らなかったら、早々に仕事を失うだろう。

4.テクノロジーをシンプルにする
実に多くのツールが存在するが、大切なのは高度な技術を直感的な消費者体験に落とし込むこと。その際必要なのは「実用的、使いやすい、楽しい」体験。

5.短期的なROIにとらわれない
持続力のあるぷラットフォームを作るにあたってはクライアント側の長期的視点が鍵となる。ブランドの個性を確立するには時間がかかる。

6.データをデザインする
世界中のあらゆる定数が、変数として表現されるようになった。広告制作者は消費者が理解しやすいデータのデザイン能力を習得しなければならない。

7.コンテンツと現実世界を結ぶ
GPSや3Dによって現実の場所や建物に情報を重ねて提供することができるようになった。うまくタグづけすることで現実とデジタルコンテンツをより近づけられる。

8.パッケージを見直す
プロダクトにとってのインターネットという視点を持てば、ごちゃごちゃした包装がなくなり、パッケージに載せる情報やデザインも変わってくるかも知れない。

消費者にとっての価値は広告よりも実用性にあることをどれも共通して指摘している気がします。