Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

GO TO GREEN

約2週間のの米国出張で感じたことのひとつは米国も環境問題への取り組みに真剣になり始めたという事実です。ニューヨークではGOGREEN NYの如くグリーンバーグ市長がいちはやくハイブリッドバスを市バスに導入しました。財政難から取りやめた分別も再開する方向のようです。Reduce,Reuse,Recycleを奨励するTVCMも流れています。特にNBC(親会社のGEがEcomaginationのキャンペーンを成功させている)はGoes to the end of earthと題して朝のワイドショーでもグリーンランド、南極からの中継、Green is universalといったロゴで自分自身も緑のロゴを併用していました。UltraGAINというP&Gの洗剤のTVCMではこのGreen is universalと普通のCMを連続させてLonger lastingで締めくくるバージョンもオンエアされています。カンファランスの中でもグリーンマーケティングやこーズマーケティングは今後ますます盛んになるだろうと指摘していました。すでにヨーロッパではEFFIE賞にGREENの分野があって米国はもちろん、日本よりも盛んに取り組んでいるようです。親しいアメリカ人と食事した際にも「ドイツではソーラー発電が25%もあるそうだ。」という発言があり、環境先進国が意識・尊敬される時代なんだなあと感じました。日本では環境経営という言葉がすでに広まっていますが、Green Marketingはグローバル企業を中心に世界的な潮流になりそうです。

上の写真はTOMS SHOESという靴なのですが、スペインのサンダル「エスパドリーユ」に似たアルゼンチンの農民の履物「アスパラガガス」を見た創業者マイコロスキー氏が考えたシンプルな布地の靴です。これがライバルに真似できないのはアメリカでこの靴が一足売れるたびに「Toms Shoes For Tomorrow」プロジェクトがアルゼンチンの貧しい村人に1足プレゼントするのです。つまり1足で2人の靴を買うことになります。一足45$の靴ですが、たちまち多くの人の心を動かし、売り切れの状況で初年度だった2006年だけでも1万足が売れたそうです。