今、世界でもっとも輝いているブランドは何でしょうか。売り上げ高から始まってブランド力、環境対応、従業員の働きやすさランキングまでさまざまな指標によって違うかもしれません。その中でThe most admired company in the world 2010とThe most innovative company in the world 2010 の２つを取り上げたいと思います。
前者はフォーチュン誌、後者はビジネスウィーク誌によるものです。共通しているのは対象はグローバル企業で世界のトップ企業人のアンケートに基づいて決められていることです。admiredとinnovativeはとても重要なキーワードだと思います。社会は単純な規模や売り上げよりも尊敬されること、革新的であることを企業に求めています。ただランキングというのは誤解を生む可能性があります。日本人は特にランキング好きですから要注意です。
先日も週刊ダイヤモンドの企業ウェブサイトランキングが発表されていました。当社のクライアントがどうなっているか、自分たちはもちろん気にされているクライアントもいらっしゃいます。ただ、実は10位と30位の順位の差はあまりない場合が多いのです。僅差であっても順位は3倍違ってしまうなど、あまり一喜一憂すべきではない点もあると思います。さて、本題に戻りますが、admired, innovativeとも1位、2位が同じ、指標の切り口がずいぶん違うはずなのに結果が同じなのには？？驚きです。そうアップルとグーグルです。たかがランキング、されどランキング。今、この2社の勢いが世界の注目と羨望をいかに集めているかが覗われます。
