Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

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日本人が残る

昨日終了した今年の大河ドラマ龍馬伝」ですが、とても印象深いシーンがありました。(実際のやりとりはフィクションだと思います。)暗殺されてしまう慶応3年、最後に龍馬が土佐に戻って藩主山内容堂大政奉還の建白書を書くように依頼する場面です。容堂が「おまえはこの国に幕府も大名も武士もいらないと言うのか」、「それらがいなくなったらこの国に何が残るのか」、思わず自分事として考えてしまいました。すると龍馬は「日本人(ニッポンジン)が残ります。堂々と異国の人たちと渡り合える日本人が残るきです」と答えたのです。涙がでそうな気持ちになりました。もうひとつ、勝海舟が龍馬に「大政奉還すると幕臣2万人が職を失うのだ。そう簡単にできるわけがない」、すると龍馬は「みんな別の仕事をすればいいんです。しがみつくのではなくて」と笑顔で言い放ちました。これまたどきっとした瞬間です。こんなことを言う勇気は普通の人にはないと思います。不可能だとか、大変だと真っ先に否定するほうが普通かもしれません。でも当時のリーダーたちがこうした覚悟をもっていたからこそ明治維新が生まれたのです。新しい日本を創る、龍馬のような図太い志、今の日本においてもリーダーと呼ばれる人たちには不可欠ではないでしょうか。

(写真は伏見の寺田屋です。龍馬が遭難し、おりょうのおかげで助かったことで有名ですが、龍馬ブームで木造2階建ての旅籠は入場制限するほどの混雑でした。)