「一流はダメなものは出さない。間違いに気づいたらすぐに直す。ブランドは一流にしか存在しない」。昨年暮れの社内勉強会でクライアントの広告作成部門トップの方からお聞きした言葉です。手がけている制作物が二流品となってはいないか?試写の際、いつもドキドキしながら見るのはこの点です。そんな中、さらにガツンとくる記事を読みました。
ナイキの新CEOのパーカー氏がアップルのジョブス氏に「何かアドバイスはありますか」と尋ねたら、ジョブズ氏は「1つだけある」と答えたそうです。「ナイキには世界最高の製品がいくつかある。だれもが絶対欲しいと思うような製品だ。その一方で、つまらない製品もたくさん作っている。つまらないモノは捨てて、優れた製品に集中するんだ」。そこでジョブズ氏はひと呼吸おき、パーカー氏は静かに笑った。だがジョブズ氏は笑わなかった。真剣そのものだった。「彼は完全に正しかった」とパーカー氏は振り返る。「ナイキには"編集"が必要だった」。・・・ (詳しくは日本経済新聞電子版2011・5・26)
アップルとまではいかないまでも、少なくても世に出るものとして恥ずかしくないアウトプットをしていかねばなりません。そしてこの視点は単にデザインやプロダクトにとどまらない意味を持っています。個人も会社も編集が必要だと感じています。