ラジオと言えば、かつて中学・高校生だったころ、深夜放送を聞きながらよく期末試験勉強をしていました。高校生になってからは文化放送の旺文社ラジオ講座を欠かさず聴いていました。日曜日の夜の森繁・加藤コンビによる「日曜名作座」は皆さんご存知でしょうか。今は西田・竹下コンビに変わってしまいましたが、元祖のほうはなんと私の生まれ年から約50年も続いた長寿番組でした。目が弱ってしまった祖母がよく聞いていたことを今でもよく覚えています。
さて、東日本被災地の人々の情報入手デバイスのNO1はラジオだそうです。ここでもう一度ラジオの良さを考えてみました。ずーとかけっぱなしでも気にならない。即時性。誰でも操作できる。目にやさしい。想像力を掻きたてられる。全国でトランジスタラジオさえあれば聞ける、、、等などラジオが愛される理由がわかります。TVの情報量にはかないませんが、災害情報ではほんとうに大きな役割を果たしています。
被災地に対する企業の取り組みがさまざまに行われている中、岩手・宮城・福島のFM放送局に、現地で求められているコンテンツを提供するといった活動を行う企業も現れました。とてもいい着眼点だと思います。では被災者の方々が求めるコンテンツとは何だったのでしょうか。提供されたコンテンツは演歌とメッセージ、子供向け絵本の朗読だったとのこと。なるほど、情景が浮かびますね。