Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

ソーシャルメディアと社会貢献

先日、スマートフォン用防災アプリ「ココ・ナウ」をリリースしました。これは東日本大震災に際して、「制作会社としてできることは何か」を考えた結果、生まれたものです。

さて、アプリはもちろんですが、ソーシャルメディアも社会貢献と相性が良い間柄です。米国にJUMOという、社会貢献とテクノロジーを結び付けたSNSがあります。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、FACEBOOKの共同設立者のひとり、クリス。ヒューズ氏が設立した会社です。

彼によれば、なんと米国内だけで年間3000億ドルが動き、150万人がNPO組織で働いているそうです。日本の数字はわからないのですが、増えていることは間違いないと思います。東日本大震災のときも感じたのですが、小規模のNPOの存在はとてもわかりにくい状況です。活動がよくわからないということは信頼性も乏しいことにつながります。その結果、日本赤十字のような大きな組織に寄付するしか選択肢がなかったような気がします。また、そうした小規模の団体のウェブサイトはパンフレットのような静的なものが多く、予算がないので現代的なサイトを持っていません。JUMOはそこに目をつけNPOのためのプラットフォームを提供し、ソーシャルメディアを利用して、コンテンツを出せるようにしたのです。似たようなサイトはあるのですが、JUMOは5ドルの寄付をお願いして、それを簡単に振り込めるようなエコシステムを考えています。今後、個人がNPOに寄付しやすくなると同時にブランドが連係してCSR活動と結びつけることも可能でしょう。

できるかぎりシンプルにNPOの最新の情報や、どんな社会貢献活動をしているのかを伝えるニーズは世界中で高まっていると思います。