Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

お金の使い方

引越しの際に見つけた古い新聞記事。もうずいぶん前から続いているのですが、日本経済新聞に「私の貯金箱」というコーナーがあります。各界の著名人がお金の使い方について一言語っているというものです。10年近くずーと書斎の壁に貼り付けていた元テイチクエンターテイメント社長飯田久彦さんの一節をご紹介しましょう。

「お金で買えないものにお金を使う、というのが昔からのモットー。それは人間関係であり、仕事での感動や達成感です。お金を使うのは好きだから、貯金はあまりありません。でも株式投資や賭け事は一切やらない。それはお金そのものが目的ですから。父親がろくでなしであったこともあり、母親が一生懸命働いて私を育ててくれた。そのときの経験で分相応の大切さを学んだような気がします、、、、」なぜこの新聞記事を壁にはりつけていたかといえば、自分の考えと近かったこととやっぱりお金は魔物だと思うからです。分相応という意識と一方で自己投資は惜しまないということを忘れないためでもあります。自分もそうしてきたつもりなのですが、若いうちは特に自己投資に年俸の最低5%以上使うことを薦めます。お金はためることよりも上手に使うことのほうが難しいとよく言われます。もちろん貯めることだって簡単ではありませんが、、、でも、たとえば宝くじ3億円が当たったらあなたはどんなふうに使いますか?自分も残念ながらあまり上手に使えないような気がします。つまりそれだけの自由なお金は実は簡単に扱えないのです。そこで分相応という考え方が意味をもつのだと私は思います。日頃から問題意識や目的を持っていなければお金だって有効に使えない。松下幸之助ビルゲイツがケタの違う寄付を行ったこともそういうプロセスを踏んだ結果なのでしょう。でも私たちのレベルではまず、お金を上手に使うためにはお金を貯めなければなりません。そのために時間と同様、ダラダラと使うことがないよう十分留意したいものです。