Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

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環境映画今昔

ブログを始めて早や1年が過ぎました。新人歓迎会も終了し、草萌える季節がやってきますね。

さて、この週末に今年のアカデミー受賞作「AN INCONVIENIENT TRUTH 不都合な真実」を見てきました。実はこのキャンペーンはゲリラマーケティングの成功ケースとしても有名です。アル・ゴア元米国副大統領のライフワークであるグローバルウォーミングの講演を縦軸に、彼の今までの人生、政治家としてのキャリアを横軸にした90分の映画です。地球環境の破壊についてはもうすでにさまざまのメディアに取り上げられていますので皆さんもご存知でしょう。ところが米国ではまさに不都合な真実として意外にも危機感が乏しかったため、世論は長い間アンチだったんですね。彼はCO2削減への取り組みは政治の問題であることはもちろん、人間としてのモラルの問題だと訴えています。確かに子供たちの世代のことを考えれば、北極の氷を我々の時代に失っていいものか?人類が頑張れば今も1970年レベルのCO2に抑えられるとのこと。タバコについてはとても厳しい米国が何故地球環境について鈍感なのか?やはり国土の広さと豊かなエネルギーが人々を麻痺させてきたのでしょう。しかし、2005年のカトリーナ台風の大災害はアメリカ人の目を覚まさせるきっかけとなりました。

また、一方、日本人は昔から自然に対して感謝の気持ちをもっているせいか、国土が狭く資源がないせいか、環境問題には割合熱心ですね。10年以上も前に、「地球シンフォニー ガイアの夜明け」という素晴らしい映画が日本にもありました。これは自然だけでなく、地球と呼吸をともにする人間にも焦点をあてたスピリチュアルな内容でしたが、根本にはかけがえのない地球への愛情あふれる映画でした。先月、知人が「オルタナ」という環境経営を考える雑誌を創刊しました。21世紀は環境の世紀と言われます。にわかLOHASではなく、パタゴニアのように売り上げの1%を10年以上に渡って地球環境保護にあてている企業も存在します。いよいよ個人、家族、会社と社会の一員である者はすべて意識だけでなく、行動に移す時代となりました。「不都合な真実」のタイトルバックでは「この映画を友人に見るように薦めてください」と誰でもが行動を起こせることをたくさん示してくれていました。