ユーチューブの発表によれば、2012年においてユーチューブで流された映像のうちユーチューブ用にデザインされたものはたった5%未満だったそうです。今は明らかに違います。リバース・マーケティングといわれるモデルが登場してからは、まずオンラインで認知度を高め、試験販売をして、改良してから大々的に売り出すというプロセスの中でオンライン映像と自社サイトの重要性が極めて高くなりました。
では、ここで何がポイントかを考えてみましょう。ひとつはSEOの取り組みです。ユーチューブはグーグルですから、ターゲット層から多く再生されるようにコンテキストを意識することが重要です。第2は優れたコンテンツでなくてはならないことです。オンライン映像において優れた映像は寿命が長いといわれています。そのためには単なる広告ではない魅力や物語が必要です。そして3番目、これがとても大切なのですが、バイラルを目指すのではなく、「どのように一貫性をもったユーチューブ戦略をつくるか」を考えることです。ユーチューブセレブや小規模なユーチューブチャンネルと連携するやり方もあるでしょう。一貫性を考えるうえではコミュニティを確認する必要があります。
舌ブラシで成功を収めたオーラブラシ社はまさにこうしたやり方の代表例といえるでしょう。