かつての日本中にあった味噌屋、醤油屋、酒屋、米屋、お菓子屋、乾物屋さんではよく店先に秤が置いてありました。何々屋さんと呼ばれるお店が減ってコンビニになった今、量り売りはほとんどなくなってしまいました。今、量り売りが続いているのは肉屋さんぐらいでしょうか。
さて、写真はサンフランシスコ郊外にある食品スーパーマーケットの店内です。こんなに広いバルクコーナーがあるとはびっくり。穀物を中心にした品ぞろえの豊富さも凄いのですが、ここにあるバルクはほぼ全てオーガニックなのです。
このお店ではオーガニックパン、アイスクリーム、コーヒーと多くがオーガニックで添加物や着色料の入ったものは取り扱っていません。牛肉もオーガニックで栽培された牧草を食べて育った牛だけです。
量り売りとオーガニックは何を意味するのでしょうか。必要な量だけ買うという無駄にしない考えや簡易包装による省資源、そして体に良いものという健康志向です。
日本でもかつての量り売りの精神が見直されるような気がしています。