先週短い米国出張に出掛けてきました。今回はその中からトピックをひとつご紹介したいと思います。
4月24日に発売される予定のアップルウォッチについてです。ニューヨーク60thにある旗艦店でスタッフに尋ねると一部の製品は6月、7月の入荷待ちになるだろうとのこと、世界中のマスコミを始め、多くの人々がポジティブな期待をしているようです。厚さ42mm、充電がもたない、iphoneなしではいくつかの機能しか使えない、アプリがまだ少ないといったネガティブな意見もある中、何故かくも好意的なのでしょうか。
それは腕に付ける意味をアップルは深く理解しているからに他なりません。かつて懐中時計が腕時計になったことと同じく、片手で済ませたい、または５秒以上かけたくない人間の用事を済ませられるようになるからです。天気やニュースは指１本のスワイプで確認できる、腕を挙げると自然に証明が点く、テキストメッセージを音声入力できる、大事な人からの連絡を見逃さないなど、優れたワンアクションガジェットの可能性があるからだと感じています。
人々に「自分にとってほんとうに必要な行為」についてもう一度気づきを与え、分別することで煙草(中毒)のようになったスマートフォンから解放してくれるかもしれません。
