「デジタルの発展がマーケティングにもたらしたものとはいったいなんだろう?」ふと考えてみました。生活者が圧倒的主導権をとったこと、マスマーケティングをピークアウトさせたこと、プラットフォームがビジネスを規定するパワーをもったこと、情報量を大爆発させたこと、グローバル化を加速させたこと、など枚挙にいとまがありません。
そして気付けばデジタルはもはや当たり前の時代となりました。現在13歳から24歳の米国人が毎日平均5台のネットデバイスを使い、それが東京オリンピックの年には倍の10台になるとのこと。スマートフォン、スマートホーム、スマートウォッチ、スマートTV、スマートウォッチなど、世の中「スマート」という言葉があふれています。
一方でいろいろな影響が出ています。たとえば、2013年から2014年で米国内のガムの売上げが11%も下がったそうです。思いもよらないことですが、スマートフォンが影響しているといわれています。クライアントが漠たる悩みを増す中でスマートな問題解決はより難しくなっています。
光明はいずれにあるのでしょうか。複雑で混沌の状況だからこそブランド自体がもっている本質を引出し、見つけることをシンプルにかつ明確にするスマートクリエイティブ(課題→アイデア→実行)に他ならないと思います。