デジタルはごはん、データは卵焼き、デザインは幕の内、ビジネス戦略を弁当にたとえると今はこんな風に言えるのではないでしょうか。近く東京で開催される大きなビジネスカンファレンスも「デジタル×データ×デザイン」がテーマのようです。
すでにデジタルを組織に取り入れていない企業はもはやないにもかかわらず、成功している企業が少ないのはなぜでしょうか。360iのCEOは、組織にデジタルを取り入れた場合でも多くの企業が従来型の慣習・慣行(予算、人事、働き方)に固執していること。データや分析の精度が向上して高い効果を出せるようになった一方で企業リーダーや幹部が蚊帳の外になりやすいこと。デジタルで先端を目指そうとするあまり若手に責任を押し付けたり独立した専門チームに任せきりにすること。と述べています。皆さんにも心当たりがきっとあるのではないかと思います。
もちろん成功の道は必ず開けるものではありませんが、まずやるべきことはあります。それはデジタルをビジネスに成功をもたらす戦略的要因として位置づけると同時に多面的な生態系と捉え直すこと。実行面では目標と狙いを明確にして最適な人材を起用し、創造的発想力や意欲を追及する企業風土をつくることが不可欠です。
そうすれば、どんなビジネスにおいても新たなチャンスを作れるはずです。