Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

未来広告がやってくる

小売店舗のメディア化はデジタルテクノロジーの発展によって今注目されています。スピルバーグのマイノリティレポートという映画を見た人は西暦2054年のワシントンDCで主人公、予定された犯罪を阻止し逮捕する仕事をしていた捜査官ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)が地下鉄の駅で走りながら、次から次とあらわれる3D広告を覚えているでしょうか。今回はこの映画を彷彿させる米国のデジタルテクノロジーの最新事例をちょっと紹介しましょう。

ひとつは日本で言うオートバックスのような自動車用品の大型小売店で顧客に持たすチップです。通常の会員カードではなくキーホールダーのようなもののようです。顧客購買データとGPS機能が一緒になっている代物で、たとえば、ある顧客がタイヤを購入すると、その顧客がその後歩いていると今度はホイールの広告を目の前に提示するのです。まさにターゲティング広告の究極ですね。

もうひとつはレゴ社が実際に採用しているそうですが、レゴの入った箱をもってある鏡の前に立つとその箱の中にあるレゴの完成版が3Dで目の前に現れるというものです。これは子供たちには大人気のようです。こうした小売店での新しいデジタルテクノロジーを利用したツールは従来の広告の域を超えてような気がします。いずれにせよラストワンマイル(購買時点に最も近い)のマーケティングの重要性はますます高まると思います