先週夏休みをいただいて信州に行ってきました。２泊という短い旅ながらリフレッシュできたとともにいろいろなことを感じました。まず気候です。もともと八ヶ岳の周辺が好きでこの時期よく出掛けます。この地域は夜空がとっても綺麗なのです。今年は夕方の雷雲が毎日、それも半端ではなく鳴り響いています。ゴルフ場でサイレンを聞いて小屋に避難し、一時間半もすごすことも初めての体験でした。今はレーダーで雷雲の位置も方向もわかるので警報も適確に出せるそうです。雨が降るとなぜか森林からアロマが出てくる気がして更に癒されます。ただ、東京でも同じですが亜熱帯のような気候変動を感じずにはいられませんね。
さて、マリンバデュオというミニコンサートを宿泊した旅館のロビーで思いがけず聴くことができました。田村優輝子さん、藤田一行さんのコンビ。恥ずかしながらマリンバデュオは初めてでマリンバという楽器も良く知りませんでした。もともとの起源はアフリカにあるようで、マリンバは多数の木の棒からなる楽器を表わすそうです。イメージとしては木琴ですが、正面にパイプがついていてこれで結構響きます。毛糸のような種類が異なるカラフルな毛玉がついたバチを用いて一人で４本をもって器用に演奏します。地味な楽器ですが、２人の熱心な演奏とホスピタリティにちょっと感動してしまいました。夢をもってまっすぐ一生懸命に打ち込む姿にはやはり心が打たれます。この時期は観光旅館にとってまさにカキイレドキ。子供も含めた家族づれがたくさん旅館に訪れます。温泉旅館は風呂・部屋・料理で決まるといわれますが、老朽化した設備を改修しつつ、こうした新しいサービスを考えて頑張っている姿を見ると、業界が違ってもやるべきことは同じなのだと感じた次第です。
