先日会社のフロアの変更にともなって自席の片付けをしたのですが、おかげで昔の書類などを読むことができました。やはり整理は大切ですね。自分でも驚いたのですが、クライアント訪問日誌は分厚い大学ノートで30冊以上ありました。さて、かつての資料の中に「もっとも効果的なコマーシャルのための10の方法」というタイトルが見つかりました。15年以上前に書かれた内容でなつかしいなあと思わず見入ってしまいました。それでは以下にご紹介します。
1.絵はストーリーを伝えるもの
音を消してしまってもメッセージが伝達するか
2.鍵となるビジュアルを求めよう
良いコマーシャルの多くは1つのキービジュアルを持っている
3.最初が肝心
コマーシャルに対する注目は時間の経過では増大しない
4.目標を1つに絞る
良いコマーシャルはこみいったものではなく、特に15秒は1点に絞ったメッセージ
5.ブランド名を印象付ける
コマーシャルは覚えているが、何のコマーシャルか覚えていないように
6.モノでなく、人を示しなさい
人は人に興味を持つ
7.視聴者に見返り(報酬)を示しなさい
商品が約束するメリットを上手に見せる
8.広告のトーンをブランドイメージに反映させる
特にパーソナリティ(個性)を意識することが大切
9.記憶しやすいコピーを持ちなさい
常套句、軟弱、最上級の平凡な言葉は避ける
10.個々のCMを単独とせず、キャンペーンとして構成しなさい
成功した広告はわずかのバリエーションで同じことを繰り返し訴えている
法則を知っているからといって優れたコンテンツができるわけではありません。時代も大きく変化しています。でも、無知は大きな勘違い、作り手側だけの自己満足につながることも忘れてはならないと思います。