先日、ブランドの勉強会に出席して驚いたことを伺いました。三菱地所の街ブランド企画部の田中さんが10年以上前に世界の都市のビル賃料を調べたところ、何と世界中で一番高かったのはシリコンバレーだったそうです。田中さんもなぜなのだろうと大きな刺激を受けたとのことです。最近では都市をさまざまな観点から評価してランキングをつけることが流行っていますよね。確か総合ランキングで一位ニューヨーク、二位ロンドン,三位パリ、四位が東京です。
詳しくは http://www.oricon.co.jp/news/ranking/70025/full/ ここでは東京が世界の中で経済と環境が両立した類まれな都市であると書かれています。素晴らしいですね。長年住んでいると当たり前と思ってしまいますが、自分たちが恵まれていることを認識しなければなりません。
さて、本題の驚きについてです。なぜシリコンバレーのほうが、ニューヨークのマンハッタンやロンドンのシティ、東京丸の内よりもなぜオフィスの賃料が高いのか、それはITの先端技術者、経営者、ベンチャー、ファンドなどの集積度だそうです。知識・知恵の共有にはやはり物理的に近いことがネットワーク社会であってもいかに重要だということですね。ネット社会で誰でもがアクセスできる反面、逆説的にますます人的ネットワークが重要になると思います。
