アマチュアが投稿するユーチューブで何百万回も再生される動画はいったいどうやって生まれるのか？ 先日放映されたＮＨＫのスーパープレゼンテーションの中でユーチューブのトレンドマネジャーKevin Allocca氏に教えていただきました。
口コミ人気が広まる秘密には、まず流行を作る人（Tastemaker）の存在があります。社会的に影響を持っている人、その道の第一人者に取り上げられたり、ツイートされることで一気に広まるというものです。Double rainbowという２つの虹が現れる映像はネイチャー系の常連投稿マニアの作品ですが、Ｊキメル氏にツイートされたとたん、大ブレーク、２８００万回まで再生されたそうです。
２番目のキーワードは、多数のユーザーの参加（Participation）です。Nyan catはユーザーのリミックスやアレンジによって５０００万回以上の視聴となりました。まさに、能動的なアクションを起こさせることが決め手なのですね。
そして最後のキーワードは意外性（Unexpectedness）。プレゼンテーションでは「自転車罰金精度に反対する男」というユニークな動画が紹介されました。ＮＹで車道を自転車で通っていて罰金をとられた男性が自転車専用レーンはいかに危険であるかを体当たりで示したものです。
さて、Viral Hitの共通点ですが、どれも言われてみればその通り、２番目は特にネットならではのような気がします。それにしてもこういう分析官を置いているユーチューブはさすがですね。
