Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

2011-01-01から1年間の記事一覧

掃除は日本人の心

2011年も余すところ1週間となりました。何かと慌しく過ごす中で、年の瀬がとても有難く感じられます。やはり、今年は東日本大震災が起こり、一時はどうなるかと大きな不安を持った時期があったせいか、安堵の気持ちが例年にも増して強くそれが有難さに…

道に迷ったら

昔、恩師から戦略立案における演繹法と帰納法について教えていただいたことがあります。まだ社長になる前だったのですが、今も何かわからないことにぶつかると頭に浮かびます。演繹法は一般的原理から推論して個々の諸問題を解く方法、帰納法は個々の事象か…

REっていいかも

先日、お台場にて行われている第42回東京モーターショーを見学してきました。晴海で開催されていた随分前はよく出掛けたのですが、恥ずかしながら幕張の時は結局一度も行けずじまいでした。自動車は昔も今も大好きにもかかわらず、いつのまにか自動車ショー…

職人は2度学ぶ

「人を育てる」と口で言うのは簡単ですが、実際にはなかなか難しいことです。大企業では単に上司と部下というよりも周囲の人たちの指導やさまざまな研修など総合的に社員教育を行うことが多いと思います。一方、職人の世界では古くから徒弟制度というのがあ…

鳥の目と虫の目

先日、敬愛する元上司を囲む勉強会で実学とは何かについて議論しました。そもそも学問には学術的学問と実践的学問があります。それぞれ真理の探究、問題の解決を主な目的としています。実学とは後者の実践的学問であって実用ではないという考え方を教わりま…

テレビの国

昔から日本人ほどテレビが好きな国民はいないとよく言われます。狭い国土で1億2千万人以上が暮らしながらGDP世界3位の消費大国、時差がなくて、言葉もひとつ、熱しやすく冷めやすい、同質を好み周りを気にする国民性、そうした中で話題提供型メディアのテレ…

個人の財産

前回のブログで書いた「情報支配の変化」、「情報価値の変化」、「新しい情報技術による新しい組織の形態」はインターネット時代の到来とともに大きな変化が起きつつあります。ネットは個人に力を与え、政変をも起こすようになりました。また、ありきたりの…

6度目の情報革命

今回のタイトル、情報革命が6度目?ってどういう意味、そう皆さんも感じることでしょう。歴史家のホイットニー・スミス氏の著書「情報革命に勝つ:氷河期からインターネットへ」によれば、人類は今、6度目の情報革命の最中にあります。ポイントは情報革命をI…

2011秋NY便り

先週サンフランシスコを経てニューヨークにやってきました。出張前は「今回は収穫が得られるか?」といつも心配なのですが、最後にはやっぱり来て良かったと感じることができます。今回もまたこちらの人たちからいろいろな話を聞けたり、街を実際に歩いてみ…

職場の五感

ブランディングの世界では今、インナーブランディングが注目されています。従業員第一主義を掲げる企業が多くなった遠因にも共通するテーマがあるような気がします。お客様が喜ぶ前に、それを仕掛ける社員がうれしく誇らしく仕事をすることが大切です。不機…

ジョブズが遺したもの

スティーブジョブズが56歳で亡くなりました。IT業界はもちろん、世界中の人々がその死を悼んでいます。生前ジョブズの人格はイエス・キリストにたとえられることすらあったそうです。ジョブズ氏は寓話やたとえ話で部下に教えることが多かったとのこと。た…

自然に、平易に

日本の劣化が言われてから随分時が経とうとしています。政治、経済のみならず、モラル、家族、教育など、悪くなった、悪くなったと嘆いていてばかりの声が聞こえてきます。「国家の品格」の著者である藤原正彦氏は、「日本を日本たらしめてきたのは個より公…

妄想の数字

先日、2011年度の世界企業の時価総額ランキングが発表されました。特筆すべきはとうとうアップルが28兆7千億円で世界のトップとなり、かつてアップルよりも上位だったソニーは1兆5千億、なんと19倍もの大きな差となったことです。栄枯盛衰と言いますが、情報…

VWのお話

先週水曜日、クライアントさんのシンポジウムに出席させていただき、そこでiPS細胞の発見で世界的に有名な京都大学山中伸弥教授の講演を聞く機会に恵まれました。TVや新聞で山中教授の研究がとても画期的であるということぐらいしか知らなかった私にとっては…

ソーシャルメディアと社会貢献

先日、スマートフォン用防災アプリ「ココ・ナウ」をリリースしました。これは東日本大震災に際して、「制作会社としてできることは何か」を考えた結果、生まれたものです。 さて、アプリはもちろんですが、ソーシャルメディアも社会貢献と相性が良い間柄です…

社風って何

皆さん、社風について考えたことがありますか?就活の学生の「社風とは何ですか」という質問にヤフーで選ばれたベストアンサーには「社風というのは企業の体質、性格みたいなものです。ちなみに社風といいますが、業界風みたいなのもあって会社は違っても同…

キューレーションの時代

情報の選択肢と情報に接する方法が爆発的に増えた結果、いつの間にか情報を管理することに随分と労力がかかるようになりました。人間には一日24時間しかないので、現代人は多すぎる情報にうんざりしています。そんな中、キューレーション(テーマを持って情…

不気味な経済

世界同時不況の再来の危険が高まっていると言われます。私自身経済の専門ではありませんが、今、感じていることを話したいと思います。ひとつは1929年の世界恐慌に匹敵する状況にあるという認識を持つべきだというハーバードのロゴフ教授の指摘です。金融危…

元気の源

今年も猛暑が続いていますね。夏が近づいたころ今年は大変だと思われていましたがどうでしょう。冷房の設定温度をこまめに設定したり、扇風機を併用したり、早朝出勤を励行したり、スーパークールビズを着用したり、もっとも厳しい日差しでの外出を避けたり…

中世の街とIT

ヨーロッパの都市の旧市街はどこも迷路のようですね。先日行ったバルセロナも例外ではありません。ゴシック街と呼ばれる古い町並みは観光客であふれていました。治安があまりよくないからくれぐれも気をつけるように言われていましたが、夜10時をすぎても家…

アナログ放送終了

7月24日TVのアナログ放送が終了しました。10年以上も前からいろいろと騒がれ、最後は国策として進められてきましたが、大きな混乱もなく、静かに幕を閉じたと言えるでしょう。これでデジタルが放送インフラの常識になったと思います。日曜日の午後、これから…

パソコン時代の終わり

先週の日経新聞(スマートフォンエコノミー)を読んだ方はもうご存知かもしれません。先月のアップルの発表会でスチィーブ・ジョブス氏は「パソコンはまもなくデジタルライフの主役でなくなる」と述べたそうです。確かに今の最新のスマホのCPUの処理速度が1…

「お腹すいた?」と「退屈してる?」

わずか2年で、史上最速の成長を果たしている企業があります。今を時めく新興ネット企業の一社、グルーポンです。グルーポンの共同購入サイトの収益額は昨年7.5億ドル、今年は40億ドル、グーグルによる60億ドルの買収を拒絶したとのこと、凄い勢いですね。 …

書籍もハイブリッド?

7月3日の日経新聞に数社の大手出版社が新刊本をこれから電子化するという記事がありました。米国では人々は1台のキンドルに数百冊の電子書籍を入れて読んでいるそうです。(ただし、そのうち70%が無料書籍)電子化が出版マーケットにもいよいよやって…

2:46

親しいクライアントの方に紹介いただき2:46Aftershocksという本を読みました。千葉県在住のイギリス人ブロガーの発案から、Twitter で作業が進められ、世界中の85名の寄稿によって完成した一冊。約2週間でできあがったというのですから驚きです。 ジャー…

有事は大丈夫か?

いよいよマーケターの中でtwitterやフェイスブックを活用しようとする機運が高まってきたと感じています。でも、ここで原点を見つめなおす必要があります。いったい何のためにソーシャルメディアを始めるのか?多くのマーケターは顧客とのエンゲージメント、…

ゲーム・チェンジャー

IBMとグーグル? いったいこの2社にどんな関係があるのでしょうか。実はこの2社は2010年デジタル領域における最大の戦略的買収の成功者といわれています。まずその数に驚きます。グーグルは24社、IBMは15社獲得したそうです。グーグルはソーシャル…

ラジオのこと

ラジオと言えば、かつて中学・高校生だったころ、深夜放送を聞きながらよく期末試験勉強をしていました。高校生になってからは文化放送の旺文社ラジオ講座を欠かさず聴いていました。日曜日の夜の森繁・加藤コンビによる「日曜名作座」は皆さんご存知でしょ…

つまらないものは捨てろ

「一流はダメなものは出さない。間違いに気づいたらすぐに直す。ブランドは一流にしか存在しない」。昨年暮れの社内勉強会でクライアントの広告作成部門トップの方からお聞きした言葉です。手がけている制作物が二流品となってはいないか?試写の際、いつも…

Mコマースに遅れをとるな

EコマースでなくてMコマース?Mはそう、モバイルのことです。今、世界でモバイルはすでに50億台あるそうです。さらにスマートフォンやタブレットの18億台を加えるとなんと68億台、TVとPCがそれぞれ15億台であることを考えるといかに凄い数であること…