Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

2007-01-01から1年間の記事一覧

マメのすすめ

年の瀬からお正月はいつも慌しいのですが、とりわけ人とのつながりを感じる候でもあります。家族・親戚が集まったり、先祖の墓参りをしたり、またお歳暮やお年賀といった日本人ならではの挨拶を行います。自分自身を振り返りそしてリセットすることも大切で…

ストラテジー×テクノロジー?

インターネットが登場してからずーと「トラディショナル」VS「デジタル」でよく広告業界は語られてきたような気がします。デジタルを標榜する人たちはこれからはインタラクティブの天下が来ると言わんばかりにもうTVはダメだとかマス広告の崩壊を言い、今も…

人生で失ってはならないもの

先日、ある勉強会で青梅慶友病院の大塚理事長の講話を聞く機会に恵まれました。実はずっと以前から一度聞きたいと思っていました。その理由は2つ、ひとつは老人病院の発想をひっくり返して患者・家族・病院関係者すべてが幸せになるサービス業としての病院…

GO TO GREEN

約2週間のの米国出張で感じたことのひとつは米国も環境問題への取り組みに真剣になり始めたという事実です。ニューヨークではGOGREEN NYの如くグリーンバーグ市長がいちはやくハイブリッドバスを市バスに導入しました。財政難から取りやめた分別も再開する…

関心のテーマこそが決め手

AIDMAがもう通用しないと言われ、それに代わるメソッドがあちらこちらから発表されています。その共通点は最後のS、すなわちshare(共有)です。押し付けがましい広告メッセージはますます嫌われ、一方的でないマーケティングメッセージでエンゲージしなけれ…

自叙伝を読んで

「この本は読んだことあるかい。自叙伝の中では秀逸だと思うよ」と日頃から尊敬している方から差し出された文庫本が「忘れ残りの記」、吉川英治の四半自叙伝です。早速、一気に読んだところこんなことを感じました。自分の一生を振り返るにはまだ皆さん早す…

笑わせるものじゃあない。

連休中に日経新聞のコラム「究める」を読んでいたら、落語家の柳谷小三冶さんが次のように語っていました。「落語は笑わせるものじゃあない。笑ってしまうものなんです。それは師匠小さんの遺訓であり、その前の小さん、そのまた前の小さんの遺訓、だから私…

レクチャーコンサート

先日初めてレクチャーコンサートなるものをサントリーホールに聞きに出かけました。ちょっと耳慣れないのですが、わかりやすく言えば「コンサートを通じて勉強にもなる」というコンセプトをもったプログラムです。タイトルは支倉常長:伊達政宗がヨーロッパ…

植福の教え

先日、大学のゼミの親しい先輩・同輩の集いがありました。メンバーは会社の経営者、大学の先生、企業のブランドマネジャーといった諸氏。在学当時から今を想像することなどまったくできなかったのですが、ありがたいことに結果としてもう30年近いお付き合…

HUGE NUMBER

このところクライアントとお話させていただく話題のひとつ。それはインターネットがもはや今までのメディアと比較して語る時期は過ぎたのではないかという認識です。最近、米国のONLINEVIDEOの特集レポートを読んでいたところ、YOUTUBEの…

選挙の日に思うこと

今日は参議院選挙投票日、改めて「信頼」について考えてみたいと思います。最近のずさんな年金事務、政治家の資金の不誠実な申告、介護サービス会社の不正問題、中国産の食品の安全性欠如、と社会全体が不審や猜疑心におおわれている気がします。特に日本の…

ロック詩人の言葉

先週、日経新聞を読んでいたらポピュラー音楽の力の源とは何かについて面白い記事がありました。佐野元春さんのインタビューだったのですが、彼は「ポピュラー音楽の伝播力は、他の表現メディアに比べて大きいと僕は思う。知性に訴える言葉、感情を動かすハ…

Consumer is Boss

今回は世界のマーケティング界の第一人者のひとり、P&GのGMOステンゲル氏の最近のインタビューを紹介します。今、P&Gは2000年から2010年まで10年連続成長という偉業に邁進中、5年前に5つしかなかった10億ドルブランド(タイド、パン…

人のナビゲーション

エンゲージという言葉が広告界ではやっていますね。ズバリの翻訳は難しいものの英英辞典という意味bind oneself to do something ということ、私は「巻き込む」力ではないかと思っています。それでは人を巻き込む手立てを考えるにはどうしたらよいのでしょう…

今どきの、、、

先週の水曜日の夜、「いまどき女子の消費心理」というタイトルで堀木恵子さんのお話を伺う機会がありました。ananの編集長を経て昨年から「BOAO」の編集長となって時代のブームメーカーと呼ばれているそうです。彼女が言うには今やパリコレの流行が半年…

千円札からのメッセージ

日頃一番身近でお世話になっているお札といえば、千円札。ミスター千円札といえばかつては夏目漱石。漱石ファンの方から「私の個人主義」という本を紹介され、先日読んでみました。今まで文筆家としてしか知りませんでしたが、これは漱石の晩年に行ったいく…

環境映画今昔

ブログを始めて早や1年が過ぎました。新人歓迎会も終了し、草萌える季節がやってきますね。 さて、この週末に今年のアカデミー受賞作「AN INCONVIENIENT TRUTH 不都合な真実」を見てきました。実はこのキャンペーンはゲリラマーケティ…

徒弟って何?

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます!広告制作の世界は学歴も資格も最初は役にたたずOJTによって一人前になっていく世界です。この業界は大組織であっても小会社であっても本質は「徒弟制度」から成り立っています。今どき何を、、、と思われる…

インタラクティブエージェンシー3.0

世の中2.0ばやりですが、表題のタイトルの3.0はこれから次の時代を示すキャッチです。オンラインの新興プラットフォームが次々と生まれ、米国ではその最前線にいる、たとえばTribalDDB、Atomospheere BBDO、など伝統的広告会社のインタラクティブ子会…

お金の使い方

引越しの際に見つけた古い新聞記事。もうずいぶん前から続いているのですが、日本経済新聞に「私の貯金箱」というコーナーがあります。各界の著名人がお金の使い方について一言語っているというものです。10年近くずーと書斎の壁に貼り付けていた元テイチ…

死生学の視点

昨年末、ある新聞に「死生学」という学問についての記事がありました。死に対してはまだ漠然とした恐怖心がありますが、人間の死亡率は100%、自分なりの生と死をどうまっとうするのか?それを考えるのが死生学という学問とのこと。おそらくこれからの日…

反復による成功

WEB2.0コンセプトを用いた新しいサイトが続々誕生する中、成功のポイントはどこかについて考えてみましょう。あるレポートによればコンセプトが良くても低迷していったサイトを見てみると「使いづらい」「利用しにくい」という共通点があると指摘して…

2010年の広告会社

ニューヨーク出張の際、1996-2006、インターネットの10年を俯瞰するというセミナーに出席しました。当時は大企業がこぞってホームページを立ち上げた時代です。そして今、ホームページは当たり前、立ち上げればそれでよしとする企業は皆無となりま…