Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

2011-01-01から1年間の記事一覧

1.5倍の時

中部電力の浜岡原発が停止しました。発表が唐突との批判がありましたが、この決断にはエールを送りたいと思います。万が一東海沖の大地震が起きたら福島の二の舞になるリスクはこれで少し和らぎました。一方で、東京電力管内だけでなく、日本全体に節電の必…

龍馬を訪ねて

連休を利用して2泊3日で長崎を訪ねました。自分にとっては昨年の京都と高知に続いて龍馬を訪ねるパート3であるとともに最終章の旅でした。坂本龍馬を初めて知ったのは司馬遼太郎の「竜馬がゆく」がNHK大河で放送された時です。当時はまだ小学生で幕末を遠い…

経験としての「決断」

昨日、東日本大震災の報道を振り返ってと言う内容のTV番組をみて思ったことがあります。ひとつは福島の地元のテレビ局が屋内退避の出た地域に取材にいくかどうかについての判断です。ここで行かなかったら地元の放送局として存在意義があるのかという声や屋…

ボランティアリテラシー

昨日、先輩・知人が主催する「初めての震災ボランティア」というセミナーに出席させていただきました。一言でいってとても内容のある刺激あふれる会でした。「よいコトnet」の細川さん、柿沢さんが今回の震災でいち早く現地に行き、見て聞いて感じたこと、ボ…

一極集中の脆さ

「そんなことは起きるはずがない」、日本人は思い込むと妙に楽観的に考える習性があるような気がします。この10年間、日本でもサプライチェーンマネジメントをはじめとする効率経営が推し進められてきました。コストを下げるための集中発注、取引先の絞込み…

3つから4つへ

短い出張ながらまもなくニューヨークから帰国するところです。4月に入って、春・夏もの衣料がショーウインドーに飾られていましたが、到着してからは寒く、コートが手放せないミスマッチな気候でした。約3週間が経過した日本の震災後の様子はTVのニュースで…

未来を創る

4月になりました。例年ですと新入学、入社式、歓送迎会、花見と新しい風とともに清清しい春を感じる季節です。ところが、今年は違います。大震災の爪あとは生々しく、行方不明者の捜索、避難民の生活支援、原発事故処理等、今も終わるどころではありません…

自分事へのアプローチ

自分の情報を他人と比較してみることは老若男女すべての人にとっての関心事です。人は学校の成績から、健康診断にいたるまでさまざまなパーソナル情報と接しています。マーケティングにおいて自分事にすることがキーと言われていますが、「比較」の考え方を…

危機を転機に

大震災から一週間余りがたちました。被災を被った地域の方々の報道に接して、自分たちで何ができるのか、まずは節電と募金、無駄な買いだめはしない、の3点を公私ともに実行しようと心に決め、開始しました。今回の大震災は地震・津波・原発のトリプルパンチ…

2011・3・11

「こんなことになるとは」。そのとき私はお台場でミーティング中でした。1Fにもかかわらず船酔いになるような長い揺れを感じました。早速WEBで検索したところ、午後2時46分宮城県沖で地震発生、震度6とのこと。東京でこの揺れだから相当大変な被害があるか…

何人が適正?

前回に引き続いてSNSについて私見を述べてみたいと思います。テーマは「フェイスブックはいったい何人ぐらいが適正か」です。499人以下でないとダメ、なんていう意見も聞いたことがあります。実はこれを考えることはソーシャルメディア全体を再考することに…

SNSはほどほどに?

今年に入ってSNS(ソーシャルメディア)への熱狂振りは凄いですね。自分自身もtwitter、facebook、blogそれぞれ細々ながら全部やっていると、いつのまにか週4~5時間をSNSにコンスタントに費やしているんだと改めて驚いてしまいます。もちろん、時間をかけるに…

良い体質とは

以前ブログに書いた「仕事は人がするのではなくて人の性格がするものだ」、これは父親から教わった言葉ですが、個人についてではなく企業で考えるとき、性格というよりも体質という言葉のほうがフィットする気がします。今回は企業体質について少し考えてみ…

偉大な広告人たち

「マイケルジョーダンはNIKEに52億ドルの価値をもたらした」、映画「Art&Copy」の中で紹介されていた一節です。これは偉大な広告を創ってきた米国のクリエーティブの巨人たちのインタビューをもとにした映画です。字幕なしだったので十分理解できなかったの…

マイセン展を見て

六本木のミッドタウンにあるサントリー美術館で「マイセン磁器の300年」を見てきました。美術館はいつも駆け足なのですが、陶磁器が好きなせいか今回は一緒に行った同伴者を待たせてしまいました。会場も土曜日夕方ということでセンスのよい女性のお客さんを…

足元を固める

政権が民主党に変わって約1年半、随分と状況が変わったような気がします。誰がどうのは別として政権を持つものは責任を持たなくてはならないと思うのですが、正直がっかりです。日本のプレゼンス、特に信頼や期待をも随分下げてしまったと感じます。グロー…

上海の冬

先週、短い日程で上海を訪れました。ちょうど春節を直前にひかえた忘年会のシーズン、どこのレストランも盛況でタクシーもなかなか拾えません。思わず20数年前の日本を思い出しました。今年は例年より寒くもう何度か雪が降ったとのこと、ちょうど訪れた晩か…

「気持ち」を表す

個人情報の取り扱いが厳しくなってからもう数年以上が経過し、お互いの住所を尋ねることが気難しい社会になりました。多くの企業・団体では住所録をオープンにしなくなり、それと同期するかのように中元・歳暮や年賀状の廃止など昔ながらの風習も見直される…

スモールイズグッド?

年末年始にかけてソーシャルメディアに関する話題には事欠きませんね。2011年「タイム」誌の表紙を飾る時の人にもFACEBOOKの創業者マイク・ザッカーバーグ氏が選ばれました。まもなく日本でもFACEBOOKの創業物語を題材とした映画も公開されます。 今年は日本…

お正月の心

お正月に必ず皆で言う台詞「あけましておめでとうございます」はどういう意味がこめられているのでしょう。ちょっと調べてみました。 正月の語源は仏教の修正会が修正する月で正月なったといわれているそうです。12月31日除夜の鐘で百八の煩悩を絶ち、修…