Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

清流の尊さ

ちょっと遅めの夏休みをいただいて土佐を訪問してきました。25年以上前、松山に仕事で行った以来、四国は2回目、まともな観光は初めてでした。旅の目的の第一は「龍馬と龍馬にかかわる人物に触れる」ことでした。

でも今日の話題は龍馬ではありません。四国の清流についてです。高知から往復車で5時間、現地の滞在時間はたった90分しかない!にもかかわらずどうしても四万十川が見たいということで出掛けてみました。写真は中村にある佐田の沈下橋です。ご存知の方もいるでしょうが、沈下橋とは大水のときに水面下に沈むように作られた橋のことです。流木などがひっかかって壊れるのを防ぐため欄干が無い特徴を持っています。高知県が保存する四万十川沈下橋(47橋)を含めて、58もあるそうです。実はここを渡るまで四万十川がなぜ日本一の清流といわれる理由がわかっていませんでした。清流ということだけでは日本にはもっときれいな川があると思います。でもこの四万十川は流れがとても穏やかでとんでもなく曲がりくねっていました。そして川べりには白い石、裸足で水に入ると足元に稚魚がたくさん泳いでいました。四国の低い山々の間をくねくねとどちらが上流かわかりにくいほどです。清流を守るのにとても難しい川にも関わらずこれだけきれいだから日本一と呼ばれるのではないか、と感じた次第。実は江戸時代から「この川を汚す者、打ち首・獄門の刑に処す」との代官の看板があったそうです。そして今もなおその精神は県をはじめ、地元の人々によって受け継がれているのです。