今日のタイトルは先々週あるクライアントさんからお聞きした数字についてです。
今、食品会社のセールスが「この秋昨年と同じくこんなキャンペーンを企画しています。今年もどうぞよろしくお願いします!」と大手GMSに持ちかけるとどうなるか?前年比数量ベースで95%、金額ベースで90%となってしまうそうです。皆さんも知ってのとおり、全国のスーパー売上高は09年の4~10月で約12兆6960億円、13年連続で前年実績を下回り、21年ぶりに13兆円を割り込んだそうです。大手スーパーを顧客にする食品・日雑メーカーがなぜ手を変え品を変えて新製品を出すのか,新しい店頭施策やプロモーションを行うのか、去年と同じでは間違いなくダメだからです。
過度のプロモーションや価格値下げ競争が不毛であることはさておき、目の前の商戦は必死です。そうなると知恵と体力の両方が必要になります。しかし、これにも限界があります。人口減が始まる中、単純な前年比という考え方を見直さないといけないのではないでしょうか。