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Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

「ひかり」を見るとき

遅ればせながら今年のアカデミー外国映画賞を見事受賞した「おくりびと」をDVDを借りて見ました。もう、ご覧になった人も多いかと思います。ほぼストーリーは知っていましたので期待通りの作品でした。実は人に薦められて原作となった青木新門著「納棺夫日記」も読みました。私は映画は限られた時間の制約の中で書かれたストーリーの情景と俳優の印象が強いインパクトとなりますが、本は自分自身と向き合いながら感じるものだと思っています。あまり長い原作は読む気がしないのですが、この文庫本は新幹線の往復で読める程度でちょうどいい。ということでお薦めです。

言うまでもなく人は死を必ず迎えます。死を感じたとき、人は「ひかり」を感じることができると言います。あらゆる宗教の教祖に共通するのが生涯のあるときにおいて「ひかり」との出会いがあるように、死に近づいて死を真正面から見つめていると、あらゆるものが光ってみえてくるというのはほんとうでしょうか。神が凄いと思うのは人間を含む生体が死に直面すると、脳内にモルヒネに似たエンドルフィンが分泌され、その効果による鎮痛作用と快感作用によって不安と苦痛から開放されるシステムが作られていることです。これもまた「ひかり」が見れることに結びついているような気がするのです。死を洞察することは生への暖かい眼差しにつながります。