先週から今週にかけて季節が一気に2か月以上進んだような気がします。総選挙の投票日も近づいてきました。一国民としてフェイクニュース(デマ)やプロパガンダ(絵空事な政策)に惑わされることがないようにしなければと思います。
さて、先日B2Bフォーラムに初めて参加してきました。今回はB2Bマーケティングのトレンドについて少し触れたいと思います。アップル社のCEOであるティム・クック氏は「これまではB2CでやるかB2Bでやるかを選ばなければならなかった。今は状況が少し違う。エンタープライズ(企業)とは消費者の集合体である」と述べています。
今、多くの先進的な企業経営者は社員の幸せと生産性を考慮して、働く環境や働き方を改革しなければならないと考えています。その結果、より個人中心で創造性や生産性を引き出すことが求められるようになってきているのです。セキュリティなどの課題はあってもこの流れはしばらく変わらないと思います。
もともとデジタルマーケティングはターゲットを絞ることが得意ですからB2Bとの相性が良いのでB2Cより有利です。特にB2Bではサーチが効くので呼び込めむ力を持ったコンテンツが必要です。今まで視聴者のエンゲージメントやブランドのストーリーなどあまり重視してこなかったB2B企業も気づき始めています。B2BにもB2Cのマーケティング発想が入り始めたと言えるでしょう。米国の調査によれば、「成功している企業はそうでない企業より49%多くビデオを活用している」というデータもあります。また、言うまでもなくFacebook、LinkedinなどのSNSがエンタープライズの世界にもすでに入っています。動画の用途はさまざまですが、制作のクオリティも上がってくると予想します。
個人と企業の垣根が低くなった中で、B2Bマーケティングはこれからますます面白くなっていくと思います。