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Brighten Brand Note - BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

BBmedia inc. 社長 佐野真一のブログ

事実は真実とは限らない

このところフェイクニュースが大きな話題となっています。また、アメリカ政府の高官が「オルガナティブファクト」があると述べて物議を醸しました。インターネットの社会では事の真偽はさておきあっという間に広がってしまうのであとからあれはホントでなく嘘だったといっても影響は大です。

フェイクニュースとは別の問題もあります。デジタル、とりわけソーシャルメディアではいつの間にか自分好みの考えを持った事実が優先的に入ってくるようになるといわれます。フェイスブックシェリル・サンドバーグ氏は昨年秋のNYで行われた講演でこんなことを述べています。

「FBではニュースに対するコントロールはしません。あらゆる考えとニュースに対して、オープンなプラットフォームです。ニュースを統制しているのではないか、という不安があることは知っていますが、我が社はメディア企業ではありません。見出しになるニュースを決めるチームはありません。アルゴリズムが、その人の履歴にもとづいて、広告を決定するのです。けれど人々が本当に気にしているのは、むしろフィルターバブルのことだと思います。ソーシャルメディアでは結局のところ、自分の視点に合った情報ばかりが集まるので、偏極するのではないかと。」

実際にはどうでしょうか、彼女はこうも言っています。「社会学者の調査によると、人間のネットワークには強い絆と弱い絆があり、人はたいてい6人と密接につながっています。配偶者や家族など。そしてFacebookは、それ以外の人の意見を聞く力になるのです。本来だったら、話す機会はないような人の意見も入ってきます。耳に入る声の幅が広がるのです。」

ファクト(事実)はひとつであっても見方によって意味を変えてしまいます。人は事実だけに目を奪われすぎると真実を見失ってしまいます。インターネットによって世界中の夥しいファクト(事実)を目にできるようになっても実は一部しか見ていないことを忘れてはいけませんね。最後にブランディングにおいてファクト(事実)を考える時、WHAT TO SAY(何を言うか)のコンテキスト(文脈)がまずあってそれにふさわしい事象を選ぶことが肝要だと思います。

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