デザインを勉強している人ならば皆さんご存知の黄金比、長方形の比率は1:1.618がもっとも美しいとされていて、身近で言うと名刺に適用されています。黄金比の考え方は古代から数学者、生物学者、建築家、芸術家、音楽家、自然主義者を魅了してきました。レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ多くの天才たちも隠された黄金比を発見してきたと言われています。
自然界に何らかの秩序があると思わせる黄金比は、人間を魅了する力を持っているような気がします。きっとブランドづくりにおいても応用できるはずです。そんな中でサイモン・シネック氏の著書「Start with Why」は大きなヒントを与えてくれました。最初になぜと自問することですべてを始めようと肝に銘じていれば以前よりも大きなことを達成できるというルールです。ブランドで言うならば、「存在意義」や「理念」。小手先ではなく、深く極めるのは簡単ではありません。でもなぜここから始めなければならないのか、実は自分がしている「WHY」を明言できる人や企業は少ないからです。